
バッラリーニフライパン ローマの使い始めにする作業ってあるのかな?
バッラリーニフライパンはグラニチウムコーティングで有名なフライパン。
一般的なフライパンと同じように使い始めてよいのか疑問ですよね。
結論からいうと、一般的なフライパンと同じように、中性洗剤を使ってスポンジでやさしく洗い、しっかり乾燥させてから使えばOK。めんどうな油ならしも不要。
しかしバッラリーニフライパンの取扱説明書には、使い始める前にやる作業が書かれていました。


一般的なフライパンと同じように洗うだけでOKなのに、取扱説明書にはやる作業が書いてあるのは何で?
そこで本記事では、取扱説明書に記載してある使い始めにやる作業の効果について、ズバッと回答します。
バッラリーニフライパン ローマを使い始めにやる「作業工程」も写真つきで解説。
記事を読めば、バッラリーニフライパン ローマの正しい使い方が分かります。ローマの理解が深まり、フライパンのもちもグンとアップ。

一緒にローマを少しでも長く愛用しましょう。
\ バッラリーニシリーズでも、とくに人気 /

バッラリーニフライパンについて、もっと詳しく知りたい人は、下記記事もご覧ください。

バッラリーニフライパン ローマ 使い始めの効果と簡単ステップ

使い始め作業の効果
バッラリーニフライパンの取扱説明書に記載してある「使い始め」の作業は、以下の画像をご覧ください。

使い始め作業内容を抜粋
適量の水を沸騰させて、冷めたら乾かして、食用油をなじませてください。
上記内容はフライパンのにおいを除去するために行う作業です。フライパンのにおいが気にならなければ、とくにやる必要はありません。

てっきりコーティングのもちを良くするために行う作業かと勘違いしてました。
使い始め作業の簡単ステップ
とくにフライパンのにおいは気になりませんでしたが、取扱説明書に記載してある通りに実行しました。

フライパンのにおいが気になる人は、お試しください。

バッラリーニフライパン ローマは、熱が逃げにくいので、冷ますのに約15分かかりました。
目安は手で触れるくらいの熱さ。

バッラリーニフライパン ローマは、表面がざらざらした質感で、キッチンペーパーの滑りが悪かったです。
バッラリーニフライパンのにおいが気にならない人は、やる必要はありません。
一般的なフライパンと同じように、スポンジでやさしく洗い、しっかり乾燥させてから使ってください。
バッラリーニフライパン ローマは、においが気になるシリーズではないので、よっぽどやる必要はないです。
バッラリーニフライパン ローマを長持ちさせるために重要なのは「使い方」

バッラリーニフライパン ローマを長持ちさせるために最も重要な使い方は、コーティングをいたわり、急激な温度変化をさけること。
バッラリーニフライパン ローマの魅力である優れた「グラニチウム エクストリーム」は、とても丈夫。
しかし高温すぎる調理や急激な温度変化には弱い特性があるからです。
誤った使い方は、高性能なコーティングを早期に劣化させ、フライパンの寿命を縮めてしまう主な原因となります。
具体的には、以下のポイントを守ると効果的。焦げ付きにくさと調理の快適さが、格段に長続きします。
たくさんあって面倒くさいと感じる人は、火加減は中火以下と急冷は絶対にNGの2点を、まずは気をつけてください。
火加減は中火以下
フライパンの火加減は、常に中火以下を心がけてください。
バッラリーニフライパン ローマは、熱伝導率がとても高い素材(主にアルミニウム)で作られているため、強火にしなくても十分に熱が全体に効率よく伝わるからです。
強火で加熱すると、フライパン本体やコーティングに急激な温度変化による負荷がかかり、コーティングの劣化を早めてしまったり、食材が焦げ付きやすくなったりする原因となります。
中火以下でも十分な加熱力があり、食材の風味を損なわずに調理が可能。
つい強火で手早く調理してしまう野菜炒めやチャーハンも中火で十分です。中火でも強いと感じたら、弱火にするのがポイント。
例)ステーキを焼く場合
ステーキを焼くとき、最初は中火で表面に焼き色をつけ、焼き色がついたら弱火に落とす。
じっくり中まで火を通すと、外はカリッと、中はジューシーにステーキを焼き上げれます。強火は必要ありません。
火力が強いと、フライパンが変色する原因にもなるので気をつけてください。

ローマはガス火なので、炎がフライパンからはみ出ないように気をつけています。

フライパンの裏側中心にあるロゴマークをガスコンロの温度センサーにあわせると、ずれにくいです。


急冷は絶対にNG

調理直後の熱いフライパンを、冷水にさらしたり、水で急に洗ったりするのは避けてください。
急激な温度変化はフライパンのコーティングや本体に大きなダメージを与え、寿命を縮めてしまうからです。
具体的な避けるべき行為
- 高温になったフライパンを、調理直後にすぐに蛇口から出る冷たい水にジャーっとかける。
- 熱い状態のフライパンを、水で濡らした冷たい布巾の上に直接置く。
- 十分に冷めていないフライパンを冷蔵庫に入れる。
上記のような使い方を繰り返していると、最初は問題ないようにみえても、徐々にコーティングが傷んできます。
焦げ付きやすくなったり、フライパンが変形したりして、本来の性能を発揮できなくなるので注意。
調理後は粗熱が取れてから洗ってください。(目安:手で触れるくらい)

完全に冷ますには、約15~20分かかります。
調理器具は金属製を避ける
ローマは金属ヘラOKですが、コーティングを長持ちさせたいなら、シリコン製や木製の調理器具を推奨します。
いくら耐久性の高いグラニチウム エクストリームでも、金属製の調理器具をひんぱんに使うと、目に見えないような微細な傷がつく可能性がゼロではないからです。
- ローマのグラニチウム エクストリームは確かに丈夫で、一般的なフッ素樹脂加工のフライパンに比べて金属ヘラへの耐性は格段に高い。
しかし金属ヘラOKというのは、通常の使用範囲内での耐久性を示している。 - 金属ヘラの角が当たったり、フライパンの上で食材を金属ヘラで突き刺したり切ったりするような強い力が加わると、どんなに優れたコーティングでも少しずつダメージが蓄積される可能性がある。
- 微細な傷が積み重なると、徐々にコーティングのノンスティック性能(くっつきにくさ)が低下したり、見た目が損なわれたりする原因となり、結果的にフライパンの寿命を早めてしまう。
金属ヘラが使いたいなら、以下のような使い分けが必要です。
金属ヘラを使う場合
- フライパンの表面をゴシゴシと強くこすったり、叩きつけたりするような使い方は避ける。
- ヘラの角を立てて、コーティングを削るような動作はしない。
日常的には木製やシリコン製の調理器具をメインに使い、金属ヘラは「ここぞ! というとき 」や「優しく丁寧に扱えるとき」に限定して使うのをおすすめ。

のびのびと料理したいから、シリコン製がいいな。
「金属ヘラも使えるタフさ」はローマの大きな魅力の一つですが、タフさに甘えすぎず、普段は優しい素材の器具を選ぶと、優れたコーティング力を長く維持できます。
中性洗剤を使う
ローマを洗うときは、使用する洗剤が、必ず「中性」かを確認してください。
アルカリ性の洗剤を使うと洗剤に含まれるアルカリ性の成分が、フライパンのコーティングやアルミニウム本体にダメージを与え、劣化を早めてしまうからです。

自分が食洗機用洗剤で使っているのはクリスタ。
洗剤の液性表示を確認してください。クリスタは「中性」なので使ってOK。

弱アルカリ性の食洗機用洗剤も多いです。たとえばJOY。液性表示をみると「弱アルカリ性」です。

よってJOYは、バッラリーニフライパンには適さない食洗機用洗剤だと分かります。

自分が使っている食洗機用洗剤は中性ですが、食洗機は使っていません。
自分のように用心深い人は、安心感を得るためにも手洗いがおすすめ。
とくに気にならない人は、中性の食洗機用洗剤かを確認してお使いください。
手洗い用で使う食器用洗剤も「中性洗剤」を推奨。

食器用洗剤の液性を意識するだけでも、1ヶ月後、1年後のフライパンのコーティング力に差がでます。

普段使うものだからこそ、毎日の積み重ねが大事なんだね。
使う油の発煙点にあわせて、火加減をかえる
バッラリーニ フライパンを使うときは、使い油がもつ発煙点(煙が出始める温度)を理解し、発煙点を超えないように火加減をコントロールするのが重要。
油は種類によって発煙点が大きく違います。
もし油を発煙点以上に加熱してしまったら?
- 焦げつきやすくなる。
- 風味がおちる。
とくにローマは熱伝導性と蓄熱性に優れているため、一度温まると温度を保ちやすい特性があります。
代表的な油の発煙点と、発煙点にあわせた火加減の目安がこちら。
発煙点が低い油 | 発煙点が高い油 | |
油の種類と温度 | エキストラバージンオリーブオイル(約160℃~190℃) バター(約150℃~175℃) 未精製のごま油(香りの強いタイプ)(約160℃~180℃) | 精製なたね油(キャノーラ油)(約220℃~240℃) 米油(約230℃~250℃) ひまわり油(ハイオレイックタイプ)(約230℃~250℃) 精製オリーブオイル(ピュアオリーブオイル)(約200℃~220℃) 精製ごま油(約210℃~230℃) |
特性 | 熱にデリケートな油 焦げつきやすいため、やさしい火加減で使いたい油 風味を活かすため、じっくり加熱したい時の油 煙が出やすいため、強火は苦手な油 | 熱に強いタフな油 揚げ物や炒め物など、しっかり火を通せる油 高温でも煙が出にくく、安心して使える油 焦げつきにくいので、パワフルな加熱もOKな油 |
調節 | 火加減の基本は弱火~中火 火力を上げすぎないように注意 | 基本は弱火~中火 チャーハンや野菜炒めなどの高温料理に適している |
エキストラバージンオリーブオイルやバターなどの発煙点の低い油は焦げつきやすいので、キャノーラ油や米油など、発煙点の高い油のほうが使いやすいです。

自分は火力を上げすぎないように、エキストラバージンオリーブオイルを使っているので、焦げつかずに使えています。
油のなかでも焦げつきやすいエキストラバージンオリーブオイルでも、火加減に気をつければ問題ありません。
高温に強い油と弱い油を使いわけて、火加減の調節をしてください。
保護なしで重ねて収納しない
ローマの優れたノンスティック性能(くっつきにくさ)を長期間維持するために、直接ほかの調理器具と接触させないでください。
ローマの表面には、高性能なコーティングが施されています。
耐久性に優れたコーティングですが、保護せずにフライパン同士を重ねたり、ほかの硬い調理器具(鍋、金属製のボウルなど)と一緒に収納したりすると、以下のような問題が発生。
コーティングに目に見えない傷がつき、焦げつきの原因となり、フライパンの寿命を縮める。
キッチンペーパーや布巾をはさんで、フライパンを保護してください。

自分は重ならないように、フライパンを立てて収納しています。

金属たわし・クレンザーでの洗浄はさける
ローマを洗うとき、金属たわしや研磨剤入りのクレンザーを使うのを避けてください。
金属たわしやクレンザーに含まれる硬い研磨粒子は、コーティング表面を傷つけてしまうからです。
避けるべき洗浄方法の例
- 頑固な焦げつきを落とそうと、金属たわしやスチールウールでゴシゴシこする。
- 油汚れをスッキリさせたいと、粉末クレンザーやクリームクレンザーを振りかけて磨く。
- スポンジの硬い面(研磨粒子が含まれているものが多い)で力任せにこする。
- ナイフや金属製のヘラなどで、こびりついた汚れを無理に剥がそうとする。
やわらかいスポンジに中性洗剤をつけて、やさしく洗ってください。
頑固な汚れのときは、フライパンに水かぬるま湯を張り、しばらく浸け置きして汚れを浮かせます。
それでも落ちにくいときは、お湯を入れて弱火で数分煮立たせてください。汚れが取れやすくなります。
洗浄後は水分をしっかりと拭きとり、よく乾燥させてから保管するのも重要。

水垢の付着や雑菌の繁殖をふせぐ効果があります。
バッラリーニフライパン ローマの特徴・おすすめな人

バッラリーニフライパン ローマの特徴とおすすめな人を解説します。
バッラリーニフライパン ローマの特徴
![]() ローマ | |
価格 | 7,480円(28cm) |
熱源 | ガス火専用 |
コーティングの種類 | グラニチウム エクストリーム |
材質 | アルミニウム |
ハンドル | ステンレス |
サーモポイント | なし |
重さ | 1.07 kg |
サイズ展開(cm) | 20/24/26/28 |
金属ヘラ | 可 |
食洗機対応 | 可 |
ローマは5層構造でコーティングされた、グラニチウム エクストリームを採用しています。
バッラリーニシリーズでは、グラニチウムコーティングがスタンダード。
スタンダードのグラニチウムコーティングをさらに強化させ、耐久性を高めたものがグラニチウム エクストリームです。

スタンダードのグラニチウムコーティングでも十分な耐久性があります。
バッラリーニフライパンのコーティングの違い
※バッラリーニフライパンのコーティング詳細が書かれた別記事へ、ピンポイントに飛びます。
ためしに油をつかわずに、目玉焼きを作ってみました。
焦げつきゼロで、するするっとフライパンの上を目玉焼きが動いています。しかし公式サイトでは、油を薄くぬるのを推奨。

普段は油をつかっています。
耐久性に優れているため、金属ヘラや食洗機にも対応できますが、コーティング力を長持ちさせたいなら注意点に気をつけてください。
御影石(みかげいし)のような、高級感のある美しい見た目も大きな特徴です。

キッチンにあるだけで、おしゃれな雰囲気を演出してくれます。ハンドルはステンレス製で、調理中も熱くなりにくい仕様。

ローマは重めのフライパンです。重さは1064g。

軽さ重視で使っているフライパンの重さは591g。

持ってみた感じもローマのほうが、ズシッと重いです。

フライパンを置いたまま料理を作るようになりました。安定感もあり、不便なく使っています。
ローマはガス火専用で、IHには対応していません。グラニチウム エクストリームはフッ素樹脂ですが、PFOAフリーなので安心して使えます。
PFOAフリーを簡単にいうと、「健康や環境への影響が懸念される化学物質を使っていませんよ」という意味。
- 5層構造でコーティングされた、グラニチウム エクストリームを採用
(耐久性に優れているため、金属ヘラや食洗機にも対応) - 御影石(みかげいし)のような、高級感のある美しい見た目
- フライパンが重い
- ガス火専用
高級感あるフライパンなので、おのずと料理も丁寧につくろうと思わせてくれるフライパンです。
バッラリーニフライパン ローマをおすすめな人
バッラリーニフライパン ローマをおすすめな人は、以下のとおりです。
- 石のような質感のフライパンを使ってみたい人
- スタイリッシュなデザインが好きな人
- 耐久性の高いグラニチウム エクストリームを体感してみたい人
- ガス火を使っている人
ローマはガス火専用。IHを使っている人は、IH対応のトリノを選んでください。性能は一緒です。
ローマとトリノの違い
※ローマとトリノについて書かれた別記事へ、ピンポイントに飛びます。
\ IH対応ならトリノ /

自分はローマは重めのフライパンだから、ちょっとな… と購入を少しためらっていました。
実際に手に取ってみても、想像していたとおり重かったです。しかし軽さ重視でフライパンを使っていた自分でも、問題なく使えています。
逆に重厚感のあるデザインとステンレスの取っ手の見た目に高級感があり、使っていて気分がよい感じ。

ローマが気になっている人は、ぜひ手に取ってみてください。
バッラリーニフライパンの中でも主力の人気商品です。Amazonでよくタイムセールになっているので、ちょこちょこチェックしてみてください。
\ バッラリーニで人気のシリーズ /

よくある質問

バッラリーニフライパン ローマに関するQ&Aをまとめたので、参考にしてください。
おすすめのバッラリーニフライパンを教えてください。
おすすめのバッラリーニフライパンを、下記記事で紹介しているのでご覧ください。

オイルスプレーを推奨していないのは、なぜですか?
発火を防ぐためとコーティングを傷める原因になるからです。
使い方によっては、オイルスプレーは広範囲にひろがるので、発火のリスクが高くなります。

小さいフライパンだと、火がはみ出すときがある。
フライパン側面にも油がつく可能性もあり、コーティングを傷める原因にもなります。
フライパン底面で食材を焼くのがほとんど。食材を焼かないフライパン側面に油が付着したままだと、空焚きをしているのと同じです。
絶対にNGではありませんが、なるべく使わないようにしましょう。
バッラリーニフライパン ローマは、高温になる食洗機の温度に耐えれますか?
ローマは耐熱温度が250℃なので、一般的な家庭用食洗機なら耐えれます。
一般的な家庭用食洗機の
温度(目安)
- 洗浄時は油汚れを効果的に落とすために、約50℃~70℃程度のお湯が使われる。
- 最終すすぎの段階では、約60℃~80℃の高温になる。
- 高温除菌コースや念入りコースは、80℃を超える温度になる。
いずれにしても250℃を超える温度には達しないので、ローマは食洗機の温度に耐えれます。

うちで使っている食洗機は、洗浄温度52℃、最終加熱すすぎは67℃です。
まとめ|バッラリーニフライパン ローマの使い始めは、洗うだけでOK

バッラリーニフライパン ローマの使い始めは、基本的に洗うだけでOKです。
フライパンのにおいが気になる人だけ、適量のお水を沸騰させて、冷めたら乾かし、食用油をなじませてください。
面倒な下準備なしで届いた日から、バッラリーニフライパン ローマの実力をキッチンで体感できるのは嬉しいポイントですね。
ぜひ手軽においしい料理を楽しんでください。
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