米びつなしで、そのまま袋ごと保存してるけどデメリットってあるのかな?
袋ごと入れられる米びつも気になってる。
米びつを使わずに、袋ごと保存してる人が意外といるんですよね。
手軽で便利なため、購入したままの袋で保存している人も多いのではないでしょうか。最近は袋ごと入れられる米びつも販売されていますよね。
しかし米びつを使わずに、袋ごと保存には5つのデメリットがあります。
米びつを使わずに、袋ごと保存する5つのデメリット
記事を読めば「米びつを使わずに、袋ごと保存すると良くない理由」が明確になります。
お米の鮮度を保つための適切な保存方法についても詳しく解説しているので、ぜひ最後まで読んで、あなたのお米の保存方法を見直してみませんか?
虫を気にせず安心して、毎日おいしいお米を食べられますよ。
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\常温保存なら桐の米びつ一択/
米びつを使わずに、袋ごと保存するデメリット
米びつを使わずに、袋ごと保存するデメリットは以下の5つ
害虫被害にあうリスクが高い
米びつを使わず購入したままの袋で米を保存すると、害虫被害にあうリスクが高くなります。
害虫被害にあうリスクが高い理由
- 米袋には通気性を確保するための小さな穴が開いている。小さな穴からお米につく虫が簡単に侵入し、卵を産み付ける可能性がある。
- キッチンは温度や湿度が高くなりやすく、虫の繁殖に最適な環境。とくに夏場は注意が必要。
- 米袋は密閉性が低いため空気中の水分を吸いやすく、カビが生える原因にもなる。カビは、さらに虫を呼び寄せやすくなる。
お米につく体表的な害虫といえば、コクゾウムシ。一度虫が発生すると、全体に広がってお米を食べます。
もしコクゾウムシが発生してしまった場合は、大きなシートの上に米を広げて日光に当ててください。
日光に当てすぎるとお米が乾燥してしまうので、1時間くらいにとどめておきましょう。
コクゾウムシは光と乾燥が苦手なので、風通しの良い場所で日光に当てると、自ら自然と出てきます。
しかし残ったお米にも卵を産み付けられている可能性が高いです。1週間ほど冷凍庫に入れると、コクゾウムシの卵も死滅します。
コクゾウムシの死骸やフンでアレルギー反応が出る人も。
心配な人は食べないようにしましょう。お米に害虫がわかない一番の対処法は、冷蔵保存です。
おすすめの冷蔵保存へ移動
酸化がすすみ、味が落ちる
米びつを使わず購入したままの袋でお米を保存すると、酸化が進み、米の味が落ちてしまうのがデメリット。
米袋には小さな穴が開いており、穴から空気が入り込んで、お米が酸化しやすくなります。直射日光や蛍光灯の光も、お米の酸化を早める原因。
酸化が進むと… 以下のような状態になります。
- 味がパサつき、風味も損なわれる。
- お米が黄ばんで見た目が悪くなる。
- ビタミンやミネラルなどの栄養価が低下する。
「いつも袋のまま保存しているけど、とくに問題ないよ」という人もいるかもしれません。
しかしお米の酸化は徐々に進行するため、短期間では変化に気づきにくいです。長期間保存する場合は、冷凍保存が一番おすすめ。
温度変化に対応できない
米びつを使わず、袋ごとお米を保存する最大のデメリットは「温度変化に対応できない」こと。
お米は温度変化に弱く、とくに高温多湿な環境下では虫がつきやすくなったり酸化が進んだりして、品質が劣化しやすくなります。
袋ごと保存では外部の温度変化を直接受けてしまうため、お米の品質を安定させるのが難しいです。
例えば夏場は部屋の温度が上がると、袋の中のお米も高温になり、カビが生えやすくなります。
反対に冬場は暖房器具をつかうと部屋の湿度が低くなり、お米が乾燥してパサつき、炊いたときに硬くなる場合も。
袋ごと保存より米びつに移し変えたほうがいいのかな?
袋ごと保存よりは米びつ保存のほうが良いです。米びつは外気の温度変化を緩やかにし、湿度を一定に保つ効果があります。
なかには通気性が良いものもあり、お米の呼吸を妨げずに保存もできます。
米びつに保存して虫が発生した経験があるので、個人的には冷蔵保存がおすすめ。
冷蔵保存はお米の鮮度やおいしさを保てるからです。とくに高温多湿な日本の気候では、より効果を発揮しますよ。
計量や取りだしが不便
袋ごとお米を保存するデメリットの一つに「計量や取りだしが不便」があげられます。
お米を洗うたびに、袋を開けて計量カップで測るのは意外と面倒です。
しかし毎回少量ずつしか使わない人は、袋から直接必要な量のお米を取りだすだけで済むため、計量の手間はそれほど気にならないかもしれません。
慣れてしまえば苦ではないけど、袋だと安定感がないからお米がこぼれるときがある。
5㎏くらいのお米であれば不便さは感じにくいですが、10㎏・20㎏… と重くなるにつれて計量や取りだしの手間が増えていきます。
最適な冷蔵保存を確認する
「お米が冷蔵庫に入らない」人の最適な保存方法を確認する
長期保存に向かない
米びつを使わず袋ごとお米を保存するのは、長期保存に向いていません。袋のままだと酸化や湿気、温度変化の影響を受けやすいからです。
長期保存で受ける影響
- 味が落ちる
- 栄養価が低下する
- カビが生えやすくなる
- 害虫被害にあう
- 米が乾燥する
長期で保存するなら冷蔵保存がおすすめ。
最適な冷蔵保存を確認する
米びつを使わずに、袋ごと保存するメリット
米びつを使わずに、袋ごと保存するメリットは以下の3つ
米びつを洗う手間が省ける
米びつを使わず袋ごとお米を保存すると、米びつを洗う手間が省けます。
米びつに新しいお米を補充するたびに、洗って乾燥させる必要があるからです。
しかし袋ごと保存であれば米びつを洗う手間が一切なく、掃除の手間がありません。
洗剤で洗ってすすぎ乾燥させるのは、意外と時間と手間がかかります。
奥行のある米びつはシンクの場所をとり、洗いにくいんですよね。
米の品質を長期にわたって保つためには、米びつを使用したり、密閉容器を使用したりするなどの対策が必要。
米びつを購入する費用がかからない
袋ごとお米保存は、米びつを購入する費用がかかりません。
初期費用0円。
例えば一人暮らしで新生活を始めるときに、少しでも支出をおさえたい人にはメリットです。
少量のお米で1ヶ月以内に食べきれるのであれば、米びつを購入する優先順位を下げるのもあり。
少量のお米なら場所をとらないので、冷蔵庫での保存がおすすめです。ペットボトルやジップロックで十分。
ペットボトルにおさまるお米の量なら、米びつを買う必要もなくて経済的だね。
物が増えない
米びつを使わずに、袋ごと保存すると物が増えません。米袋をそのまま収納するだけですむため、収納方法が簡単なのも魅力。
物をなるべく少なくして暮らしたいと考えているミニマリストと相性がいいですね。
お米の常温保存について
僕はお米を炊飯器の横に、袋のまま置いてるけど、いいのかな?
家電製品の近くは、温度が変わりやすいので推奨しません。
お米は冷蔵保存が一番おすすめですが、常温保存じゃないと無理な人もけっこういますよね。
常温保存のポイントをおさえて、お米の劣化を緩やかにしましょう。
袋ごと入れられる米びつも気になってる。
袋ごと入れれる米びつについても解説します。
常温保存のポイント
常温保存のポイントは以下のとおりです。
常温保存のポイント
- 空気中の湿気や虫の侵入を防ぐため、密閉性の高い容器を選ぶ。ガラス瓶やプラスチック製の密閉容器などがおすすめ。
- 直射日光が当たらない、風通しのよい涼しい場所に保管する。キッチンカウンターの下や食器棚の中など。ただしシンク下は湿気が多いので避ける。
- 理想的な温度は15℃前後。高温多湿の場所を避け、温度変化が少なく安定している場所を選ぶ。
- 定期的に容器を開けて、お米の状態を確認する。カビが生えていないか、虫がわいていないかなどをチェック。
常温保存の場合、1~2ヶ月程度を目安に食べきるのが理想です。
常温保存のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
冷蔵庫のスペースを節約できる | 温度や湿度の変化に影響を受けやすい |
電気代がかからない | カビが生えたり、虫がついたりする可能性がある |
比較的手軽にできる | 長期保存には不向き |
常温保存するなら桐の米びつがおすすめです。
桐の米びつを確認
袋ごと入れれる米びつはどうなの?
袋ごと入れれる米びつは、米袋を直接そのまま米びつに移せるため、移しかえの手間が省けるのが大きな魅力。
しかし常温保存だと袋ごと保存するのと、あまり大差ありません。密閉できる分、酸化を遅らせる効果はありますが。
常温保存するなら桐の米びつがおすすめです。
桐の米びつを確認
なかには冷蔵庫に入るよう設計された米びつもあるので便利。
パナソニック550Lの冷蔵庫の野菜室にちょうどいいサイズの米びつを探していました。
幅16.5センチとありますが下はスリムなので、幅15センチのドリンクなどを入れるスペースにぴったりで高さもちょうど、いわゆるシンデレラフィットでした。引用:インターネットユーザーの声
購入する前に冷蔵庫のサイズを測ってくださいね。
\野菜室にすっぽり入るサイズ/
お米の最適な保存は、冷蔵保存です。おすすめの冷蔵保存は以下の2つ。
- ペットボトルやジップロックなどの密閉容器に入れて、冷蔵庫で保存する。
- 保冷米びつに保存する。
冷蔵庫でも野菜室での保存が最適。野菜室は野菜や果物など、乾燥を防ぎ、みずみずしさを保つ必要がある食品の保存に適しています。
お米も同じ部類に入るため、野菜室での保存が適しているのです。
お米の最適な環境とは?
- お米の最適な温度は15度以下
温度が20度を超えるとお米の酸化がはじまる
25度以上は虫が発生しやすくなる - 直射日光が当たらない冷暗所が適している
- 湿度は70%前後
\お米の管理は全自動で心配いらず/
【冷蔵庫に入らない】最適なお米の保存方法・保管場所
お米を冷蔵庫に入れるスペースがないときは、どこに保存するのがいいのかな?
量にもよりますが、冷蔵庫にお米を入れるスペースを確保できない人もいますよね。
冷蔵庫以外で最適なお米の保存方法・保管場所は以下の3つ。
桐の米びつ
常温保存はお米の品質を落とすデメリットが多く、管理が意外と大変です。しかし常温保存のデメリットを払拭できる米びつがあります。
桐の米びつです。
下にある桐の米びつは、冷蔵庫の野菜室に入る大きさなんですね。
しかし桐の米びつは、冷蔵庫との相性があまり良くありません。冷蔵庫内は室温よりもかなり低温で、湿度も低く乾燥した環境だからです。
冷蔵庫内の乾燥した環境下では、桐の米びつが収縮しすぎてしまう怖れも。逆に米びつの隙間から空気が入りこみ、お米が乾燥する可能性大。
冷蔵庫で保存するなら、密閉性の高い「ジップロック」や「プラスチック製の米びつ」が適しています。
四角い形状は収納しやすく、スペースを無駄にしません。
\プラスチック製の米びつならコレ/
常温保存なら桐の米びつがおすすめ。桐の優れた特性がお米と相性抜群だからです。
桐の優れた特性とは?
- 桐は湿度が高いと水分を吸収し、乾燥すると水分を放出する性質。
- 桐の木材には虫が嫌う成分が含まれているため、天然の防虫効果がある。
- 桐は熱伝導率が低いため、外気温の影響を受けにくく、米びつ内の温度を安定できる。
- 桐は軽量で割れにくい。
優れた特性をもっていますが、桐の米びつでも虫が発生する可能性もあります。
でも常温保存では、もっとも優秀な米びつです。
ただし桐の米びつを使うときの注意点があります。使い方をマスターすれば、米びつとしての機能をより発揮できるので、ぜひ忘れずに行ってください。
桐の米びつを使うときの注意点
- お米を使い切ってから、新しいお米を補充する。
(お米の継ぎ足しはNG) - 新しいお米を毎回補充する前に、桐を逆さにしてカスを出し、乾いた布で乾拭きをする。
カスをしっかり取り除かないと、お米の酸化が進む原因になる。 - 季節の変わり目に、空っぽの桐米びつを陰干しする。
桐に溜まった湿気を放出する。 - カビが発生しやすくなるため、水洗いは避ける。
桐には呼吸が必要。上記の扱いを続ければ、常温保存でもお米にいい環境をつくってあげられます。
\常温保存なら桐の米びつ一択/
桐の米びつがいいのは分かるけど、値段が高いね。予算的に厳しいかも…
予算が厳しい人は、プラスチック製の米びつがお買い得です。
\【5㎏】一人暮らしにちょうどいい/
\【10㎏】買い置きもOK/
常温保存なら日光の当たらない、風通しのよい涼しい場所で保管してくださいね。
保冷米びつ
自分は31㎏サイズの保冷米びつを、10年以上は使っています。
お米を安心して保存できるのが保冷米びつです。
お米を安心して保存できる理由
- お米の保存に適した温度を保てる。
- 害虫の繁殖をおさえる。
- 湿度を一定に保ち、カビや虫の発生をおさえる。
- 酸化をおさえ、お米の風味を長く保てる。
消費電力がかかるのと、サイズが大きめなので場所をとるのがデメリットですね。
反対に一番のメリットは、面倒な管理をしなくてもいいこと。保冷米びつにお米を入れたら、あとは保冷米びつに任せるだけです。
場所の確保は必要ですが、お米の管理を一切しなくていいので、とても楽です。なにより毎日食べるお米がおいしい。お米の劣化を感じません。
自分は10年以上、保冷米びつを使っていますが、一度も害虫被害にあっていません。
昔、お米と米唐番を米びつに入れて常温保存していたとき、虫が発生した経験があります。
同じように米唐番を入れても虫が発生した人がいました。
米唐番は成虫や幼虫には効果があるんですが、虫の卵には効果がありません。卵が残っていると米唐番を入れても、根本的な予防にならないんです。
虫がトラウマになり、思い切って保冷米びつを導入しました。結果、購入して大正解。10年以上経った今でも大活躍です。
故障トラブルも一度もありません。
初期投資は高く感じましたが、長くみるとコスパがいいです。
\新鮮なお米をたっぷり保存/
\もう虫が寄ってこない/
日光の当たらない、風通しのよい涼しい場所で保管
冷蔵庫以外でお米を保管するなら、日光の当たらない、風通しのよい涼しい場所は必須です。納戸やパントリーなどがおすすめ。
反対にお米を保存してはいけない場所は以下のとおり。
- 床下やシンク下
湿気が多い - キムチや芳香剤など、臭いの強いものの近く
お米は臭いを吸収しやすい - 家電製品の近く
温度が安定しない
意外と置きがちな冷蔵庫のドアポケットも、温度が安定しないので、おすすめしません。
\常温保存なら桐の米びつ一択/
米びつの保管方法に関するQ&A
米びつの保管方法に関するQ&Aをまとめました。
お米に虫の卵が残っていても、冷蔵保存しておけば虫の発生を防げますか?
冷蔵保存しておくと、ある程度は虫の発生をおさえる効果があります。
冷蔵保存が虫の発生をおさえる理由
- 冷蔵庫内の低温環境は、虫の活動や卵の孵化(うか)を抑制する。
- 冷蔵庫内は湿度が低く乾燥した環境のため、虫の生育に適していない。
しかし冷蔵庫の温度設定やお米の状態によっては、わずかながら虫が発生する可能性もゼロではありません。
常温保存よりは虫が発生しにくいです。
お米の精米度によって保存方法を変える必要がありますか?
お米の精米度によって保存方法を少し変える必要があります。
精米度の高い白米は冷蔵庫の野菜室で、密閉容器に入れて保存するのがおすすめ。
精米度の低い玄米は冷蔵庫ではなく、冷暗所で密閉容器に入れて保存するのがおすすめです。
玄米は直射日光が当たらない、風通しのよい涼しい場所で保管してください。
白米 | 玄米 | |
特徴 | 乾燥に弱く、パサつきやすい。 玄米にくらべて保存期間が短い。 | 胚芽やぬか層が少なく、酸化しやすい。水分量が多いため、湿気を吸いやすい。 比較的、長期間保存できる。 | 胚芽やぬか層が残っているため、酸化しにくく栄養価も高い。
保存期間の目安は白米だと約1ヶ月、玄米だと半年から1年程度です。
※適した環境で保存した場合。
冷蔵保存するなら、冷蔵庫と保冷米びつ、どちらがいいですか?
大量のお米を保存したい、より高い鮮度を求める場合は、保冷米びつがおすすめ。
スペースが限られている場合は、冷蔵庫の野菜室がおすすめです。
ご自身の状況にあわせて、最適な保存方法を選んでください。
\お米の管理は全自動で心配いらず/
\野菜室に入るサイズ/
※冷蔵庫のサイズを確認してください。
まとめ|米びつを使わずに、袋ごと保存するのはデメリットだらけ
米びつを使わずに、袋ごと保存するデメリットは以下の5つでした。
米びつを使用せず、購入した袋のまま保存するのは、デメリットだらけです。
せっかく購入したおいしいお米が台なしです。今からでも遅くないので、自分にあったお米の保存方法をお試しください。
ジップロック、ペットボトル、プラスチック製の米びつが適している。
(常温保存)
桐の米びつ、プラスチック製の米びつが適している。
直射日光を避けた、風通しのよい涼しい場所で保管。
本当に楽なので、一番おすすめです。
保冷米びつ
夏に発生しやすい害虫ともサヨナラですね。
\お米の管理は全自動で心配いらず/
\常温保存なら桐の米びつ一択/